なぜ広い世界の中でアメリカなのか

アメリカに来て、切に感じたのは家族の存在。アメリカ人は一見フレンドリーにみえるけれど、実際はそうでもない。家族が単位で、動いている。ホリデーにディナーなどには招待してくれるけれど、いつもどこか自分の存在がはっきりしないのです。これが都会なら、また話はべつだったのかもしれない。都会には孤独な独り者はたくさんいるだろうからね。でも、わたしが住んでいたアメリカは田舎ばかり。なんてったて、ポートランドが一番の都会なんだから。日本にいても同じこと。もちろん家族はいるけれど、東京で生まれ東京育ち、いくらでも孤独な独り者は周りにいるからあまり結婚が切実なものとはなってこなかったのかな。

そうはいいながらも、それでもまだまだ結婚は現実のものではなかった。「いい人いたらね、そしたら考えるよ」と、いつまでひとりでいるの!と思っている両親に話すのが常。わたしはこのまま独身かもしれないなぁと、この時点ではまだ漠然と思っているのです。

ところがどっこいである。この「なんか暗いんじゃないの〜」の彼が、わたしのその考えをぶちやぶったのでした。優しい。そりゃ、短気だからかんしゃく起こしたりするけれど、全身で相手を受け止める姿勢が心うたれたのでした。ありきたりなことを言えば、初めて会ってから、半年もしないのに、ずっと長い間、知っている人のような錯覚に陥ったのです。そして自然なまでに、結婚しかないねとわたしは考えた。ここで、立場が逆転。はじめにわたしを気に入ったのは彼だったのだが、結婚に対する彼の考えはわたしの想像をぶちやぶり、結婚反対派だったのです。

それなら、その考えを変えてやると思ったのはわたしでした。別にね、何をしたというわけじゃないので、結局結論は『結婚するべく出会った者たちは結婚する』と言うことです。だって彼の考えが変わるのにも、そんなに時間はかからなっかもの。そして、わたし達は幸せに、結婚生活をはじめました。

いゃ〜、結婚してよかったです。

[April 02, 2005〜mimizzu記より]

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